誰がわが子を守るのか?

私たちは常に未曾有の時代を生きています。

4月7日に発令された緊急事態宣言は5月25日に解除されました。

「これでもう安心だ。今夜はクラブで朝まで踊り明かすぞ~!」

これが明らかに間違いであることは自明ですね。

1957年,西ドイツで開発されたサリドマイドはその後,精査されることなく,日本でも睡眠薬,胃腸薬,妊婦のつわり軽減薬として発売されました。

しばらくして誰も目にしたことのない姿の赤ちゃんが生まれるようになりました。

エコー検査などない時代なので,医師,助産師,そして産んだ母親の衝撃は計りしれません。

因果関係が解明し,販売停止に至るまで4年かかり,被害者と製薬会社が和解するのにさらに12年かかりました。

かつて覚せい剤はヒロポンという商品名で薬局で誰でも買えました。

60年前のサザエさんに「ヒロポン」というタイトルのエピソードがあります。

いささか先生の家で遊んでいたワカメちゃんとタラちゃんが狂ったように笑い始める。

いささか先生の所持するヒロポンを飲んだのが原因で,これが笑い話になるのですから,当時はウィスキーと同じレベルの嗜好品だったのでしょう。

「法律で禁止されていないから大丈夫だ。」

という判断は間違いで,常に自分の頭で考えることが極めて重要です。

エナジードリンクにはカフェインが大量に含まれていますので,飲むと頭がすっきりするのかもしれませんが,急性カフェイン中毒で死亡した例は少なくありません。

クロックスサンダルが流行し始めた頃,エスカレーターに巻き込まれ,怪我をする子が続出しました。

幼児の頃,私はエスカレーターがとても怖かったです。

「ちゃんと降りんと中に吸い込まれるで。」

と母に脅されていたのです。

その頃は

「黄色い線の内側にお乗り下さい。」

というアナウンスはなく,そもそも黄色い線がありませんでした。

電車の乗り降りも怖かったです。

「落ちたら死ぬで。」

と脅されていたので,電車とホームの隙間に落ちないように乗るときも降りるときも緊張しました。

子どもと手はつないではいるもののスマホを見ながら乗り降りする母親と子どもを見るとはらはらします。

家庭用シュレッダーが普及し始めた頃,安全装置などなく,指を失う幼児が続出しました。

2歳8カ月の女の子が9本の指を失う事故が起こり,改良が一気に進みましたが,もちろん女の子の失われた指は戻りません。

幼児の手の届くところに包丁を置く親はいませんが,シュレッダーは紙を入れると紙が裁断される道具という認識しかなかったのでしょう。

機械の中には刃物がたくさんあり,それが紙を裁断するので,指を入れると同じように裁断されるという当たり前のことをメーカーも親も見過ごしていたのです。

今回のタイトル「誰がわが子を守るのか?」の答えはもちろん「親」です。

つづく



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